家出人相談センター案内

毎年、国内では年間に凡そ１０万人の方々が家出や出奔等により行方不明となっております。
警察庁（「平成２７年中における行方不明者の状況」参考）によると、平成２７年中に「行方不明者届」を受理した行方不明者は８２，０３５人で、性別では、男性が全体の６５．０％で、成人・少年別では、成人が全体の７８．１％を占め、更に原因・動機別では「疾病関係」が全体の２２．４％（うち認知症１４．９％）、次いで、「家庭関係」が１９．６％、「事業・職業関係」が１１．４％、「学校関係」が２．６％、「異性関係」が２．０％の順になっているとあります。
また、平成２７年中に所在が確認された行方不明者は８０，２３２人で、その所在確認の内訳（一部）は、自力帰宅又は保護者等が発見した「帰宅等確認」が３４，９９１人、「死亡確認」が４，０９２人、等とあります。

因みに、近年は団塊の世代対象者の他に、希望に満ち溢れていた入社間もない若手社員を含めた会社内での各種ストレス等が起因すると思われる鬱病の発症や大学での進路・進級問題による家出、インターネットの凄まじい進化による出会い系サイト等に起因すると見られる低年令者（高校・大学生）らの詐欺被害的な異性関係、金銭関係を伴う家出等も急増しています。
家出人をかかる危難の状況に至らしめる前に一刻も早く発見保護すべく全力をあげて捜索に当たり、家出人が家族と再び会えた時の感動の涙を唯一の拠り所として、一人でも多くの家出人が健全な社会生活に復帰出来る事を願って一生懸命応援いたします。

家出人相談センターは国内唯一、家出人に関するあらゆるご相談から、その家出人の捜索、保護、そして社会復帰に導くカウンセリング等迄を専門とした業務を一貫して遂行しております。
「伝統と信頼の総合調査機関 帝国興信所」に併設し、東京都渋谷区（東京統括本部）を拠点に全国いたるところ、隅々まで広がるネットワークを駆使しての家出人、行方不明者の調査実績は多くの方々から大変な感謝を頂いております。